湯灌の儀

湯灌の儀式には亡くなられた方が、来世に導かれるために現世の汚れを洗い清めると云う意味と、赤ちゃんが生まれたとき、産湯につかるように、新たに来世に生まれ変わるためにと云う願いを込めています。

元来日本人ほどお風呂を好む人種はなく、働いた後の疲れをいやし、サッパリとした爽快感、清潔感を味わい、また明日への活力としてお風呂を好みます。亡くなられた方も一生の仕事を終え、来世に旅立つのです。そこで亡くなられた時は昔の風習に従い湯灌の儀式をしてあげたいものです。そうして上げることが残された家族、皆様の暖かい思いやりではないでしょうか